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出典: フリー仏教百科事典『ウィキダルマ(WikiDharma)』

2011年6月28日 (火) 08:23時点におけるマイコン坊主 (トーク | 投稿記録)による版 ()

gaathaa गाथा(skt.)
「偈陀(げだ)」「伽陀(かだ)」とも音写し、意訳して「偈頌」という。

仏典のなかで、仏の教えや仏・菩薩の徳をたたえるのに韻文の形式で述べたもの。

インドの伽陀の漢訳

仏典に最も多く出てくる16音節(8音節1句を2句)2行の32音節よりなる首盧迦(しゅるか)(zloka श्लोक)をいう。漢訳はこの一偈を4字または5字の4句に訳すことが多い。狭義の偈の意味では、前に散文がなく、韻文のみの教説である孤起偈(gaathaa गाथा)と、散文の教説につづいて重ねて韻文で散文の内容を説く重頌偈(geya गेय)がある。
漢訳の偈は、外見は漢詩と同じだが、韻をふむことは少なく中国の詩の体をなしていない。

中国日本の偈

禅僧などが悟境を韻文の体裁で述べたものを「偈」と呼ぶ。中国の偈は押韻しているのが普通であるが、日本人の詩偈と呼ぶ儀式に使用される「法語」には破格のものも多い。
僧の作る偈は、抹香くさく、普通の詩の体をなさない韻文としての異様さを批判する人もいる。


懺悔に詳しい。