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ほうぎょうおうしょうろん

出典: フリー仏教百科事典『ウィキダルマ(WikiDharma)』

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宝行王正論

1巻、龍樹著、陳真諦(449-569年)漢訳。
チベット訳は『ラージャパリカター・ラトナマーラー』、サンスクリットでは『ラトナーヴァリー』。

 チベット訳の名前は、「王への教訓の宝の花輪」という意味で、サンスクリットでは、「たからの花輪」と言う意味となる。

 漢訳では著者名が銘記されていないが、チャーンドラキールティなどが本書を龍樹作として引用しているところから、龍樹の真撰と考えられる。
 内容は、龍樹が書簡体で、南インドのシャータヴァーハナ王に教えを説いたもので、仏教から見た政治論である。

 サンスクリット原本は、イタリアのツッチによってネパールで発見されたが、第3章と第5章が欠けている。

The ratnaavalii of naagaarjuna: G. Tucci

宝行王正論 大正大蔵経 Vol.32