さつ
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刹
ラクシャター(lakSataa)の音略。擦(さつ)とも書く。詳しくは刺瑟胝(らしつてい)。
標幟、しるしの意。はたざお、あるいは塔の心柱をいう。寺院を寺刹(じさつ)、梵刹(ぼんさつ)、金刹(こんさつ)といい、また名刹(めいさつ)などというのは仏堂の前に刹、即ち幡竿(はたざお)を建てる風習があったからである。
「せつ」と読む。
クシェートラ(k2etra)の音略。紇差咀羅(きしゃたら)、刹多羅(せつたら)、差多羅、刹摩などと書き、土田、土、国、処などと訳す。
くに(国土)のこと。梵漢合わせて刹土(せつど)ともいう。仏刹(ぶっせつ)などと熟語する。