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さんえん

出典: フリー仏教百科事典『ウィキダルマ(WikiDharma)』

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三縁

 念仏の行者だけが阿弥陀仏の光明に摂取される理由としての三種の縁。摂取の三縁ともいい、善導観経疏定善義に出ている。

  1. 親縁(しんえん) 行者が口に名号を称え、身に仏を礼拝し、心に仏を念じれば、仏がその称名を聞き、礼仏を見、念仏を知って、行者と仏とが互いに憶念し合うという密接不離の関係にあること
  2. 近縁(ごんえん) 行者が仏を見たいと思えば仏がこれに応じて行者の近くに至ること
  3. 増上縁(ぞうじょうえん) 行者が名号を称えれば念々に行者の罪障を除き、命終には聖衆(しょうじゅ)とともに来て迎え、業の繋縛に障礙されず、必ず往生を遂げさせること

 慈悲に衆生縁(しゅじょうえん)・法縁・無縁の三縁の別がある。