てんぽうりん
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転法輪
輪を回して車を前進させるように、仏が法(教え)の輪(dharma-cakra (S))を転ずる(pra-√vRt (S))こと。輪はインド古代の戦闘に用いられた武器のことであるとも解せられている。
戦車が回転して敵を破砕するように、仏の説かれた教えが、一切の衆生の間を回転して、迷いを破砕するので、転法輪(教えを説くことを転ずる)という。説法。教えを説くこと。正しい道を開くこと。
普通、原語は「dharma-cakra-pravartana (S)、dhamma-cakka-ppavattana (P)」であり、動詞の形としては、「dharma-cakraM pravartati (S)、dhamma-cakkaM pavatteti (P)」という。〔『転法輪経』T2-503〕