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出典: フリー仏教百科事典『ウィキダルマ(WikiDharma)』

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cetanā (S)

 心の動機づけの作用。心がある方面に動機づけられること。志向。意志の発動。思うという精神上の動作。インド一般では、意志作用をも含める。心を動かすはたらき。小乗アピダルマでは十大地法の心所の一つ。

  • 心の造作   citta-abhisaṃskāra
  • 意のはたらき manasaś ceṣṭā

 志向、思考、五遍行の心所の一つ。身・語・意の三業をつくる心作用であり、業の体。

 思の心所とは心を善にも悪にも無記にも作りなす心也。    〔唯識大意〕