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出典: フリー仏教百科事典『ウィキダルマ(WikiDharma)』

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護摩

homa (S)、「呼麼」とも音写する。「梵焼」と意訳される。

 智慧の火でまよいの薪を焼くことを意味する密教の修法。インドで火神アグニ(Agni)を供養して魔を除き福を求めるため行われた火祭を仏教に採用したものと考えられる。
 不動明王愛染明王などを本尊とし、その前に儀則に基く火爐のある護摩壇を置き、規定の護摩木を梵き、火中に穀物などを投じて供養し、災を除き(息災)、幸福をもたらし(増益)、悪を屈服する(降伏)ことを祈願する。
 また入壇受法の灌頂のときにも修せられる。

 実際に護摩壇で行うのを外(事)護摩といい火壇に向かわず、自身を壇場として仏の智火をもって内心の煩悩や業を焚くのを内 (理)謹摩という。

 この修法の祈願の趣旨を板や紙に書いたものを、護摩札と称し、護符に用いられる。