10巻。
覚如の伝記を示した絵巻物。26段からなる。 観応2年(正平6・1351)に覚如が往生して間もない頃、その次男従覚が乗専のすすめにより、父を慕って制作したもの。 題号の「慕帰」は「帰寂を慕う」に由来する。詞書〈ことばがき〉部分は『慕帰絵詞』として別行した。