げだつちけん
出典: フリー仏教百科事典『ウィキダルマ(WikiDharma)』
2017年5月3日 (水) 11:15時点におけるマイコン坊主 (トーク | 投稿記録)による版 (ページの作成:「=解脱智見、解脱知見= ①われは解脱したと確かめる智慧(智と見)。一人で解脱したということを証すること。解脱したとい...」)
解脱智見、解脱知見
①われは解脱したと確かめる智慧(智と見)。一人で解脱したということを証すること。解脱したという自覚。〔五教章〕
②五分法身の第五。戒から定(三昧)を生じ、定によって智慧を得、智慧によって解脱に到達し、解脱によって解脱智見を知る。仏はこの功徳によって仏身を形成するから、これを五分法身という。〔『観無量寿経』T12-346a〕
③解脱の智慧。〈vimkti-jñāna (S)〉
④(煩悩からの)解放の喜びにひたる(こと)。解放された心の安らかさを知ること。〔『維摩経』T14-539c〕
⑤解脱における智と見のはたらき。〔『倶舎論』〕