pratyudyāna (S)「らいこう」ともよむ。
(もろもろの国王が)迎えに来ること。
念仏行者の臨終の際に、阿弥陀三尊が25人の菩薩とともに白雲に乗り、その死者を迎えに来て、極楽に引きとること。出かけて来てお迎えになること。それによって浄土におもむく。このことは阿弥陀仏の48願のうちの第十九願に示されている。 真宗は臨終来迎を必要としない。浄土宗西山派では阿弥陀仏の救済のはたらきを来迎という。 真宗では来迎の「来」は「かえる」の意味で、「法性のみやこにかえる」という趣意に解する。〔唯信鈔文意〕