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しんしょうめつ

出典: フリー仏教百科事典『ウィキダルマ(WikiDharma)』

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心生滅

 心の生滅変化の面から心を理解する方法。心の相対的な面から心を理解する。心真如門が心体・心性を問うのに対し、これは心の相を問題にする。

この場合の「相」は、体相用の相ではない。性と相という場合の相である。

 『義記』は心生滅門を「随縁起減の義」と説明する。心の生滅とは単なる生滅ではなくして、心が薫習によって染浄となることであるという。心性は本覚であり、常恒不動であるが、しかし心は善心となり悪心となり、種々に変化するのは「薫習」による。心性が不動(自性清浄)でありつつ、しかも染浄となる点を、『勝鬘経』には

不染にしてしかも染し、染するも不染なり

と表現されている。心真如門の体は非人格的に把握されるが、生滅門の自体は本覚と呼ばれる.