sarvatraga-hetu (S)
すでに生じた遍行の惑が、後に生起する同地の5部の一切の煩悩に対して共通の原因となることをいう。六因の一つ。→遍行惑
遍行因者、謂、前已生遍行諸法、与後同地染汚諸法、為遍行因。〔『倶舎』6,T29-32c〕