duḥkha-vedanā (S)
苦と感じる感受作用。3つの感受作用(苦受・楽受・不苦不楽受)、あるいは五受、5つの感受作用(楽受・苦受・喜受・憂受・捨受)の一つ。 心にかなわない対象に対して生じ、身心を苦しめ圧迫する感受作用をいう。
苦受云何。謂、順苦根境二、為縁所生。非適悦受受所摂。 〔『瑜伽師地論』9、T30-323a〕
領違境相、逼迫身心、説名苦受。 〔『成唯識論』5、T31-27a〕