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ごごひゃくさい

出典: フリー仏教百科事典『ウィキダルマ(WikiDharma)』

五五百歳

 大集経(月蔵分)では、仏滅後2500年間の仏道修行の衰退ぶりを解脱堅固・禅定堅固・読誦多聞堅固・多造塔寺堅固・闘諍言訟(とうじょうごんしょう)白法隠没(びゃくほうおんもつ)(闘諍堅固)の5箇の500年に区分する。これを三時説に配当すると、正法千年、像法千年(あるいは五百年)、そして末法万年のはじめとなる。

 日蓮は『末法灯明記』が数えた『周書異記』の仏滅年代算定法に従って、仏滅を紀元前949年とし、現時を末法に入って二百余年と認識して仏法のあり方を考え、『如来滅後五五百歳始観心本尊抄』(いわゆる『観心本尊抄』)を著した。