あるいは「四門出観」ともいう。
釈迦牟尼が成道する以前、太子であったときにあった、説話の一つ。 後に四門出観の伝説のもととなった三時宮殿の説話は、太子の青年期の多感性を物語るものである。老病死の無常を自らの問題として考え、若さ・健康・生存に誇る自らを反省し、若さ・健康・生存そのものに苦を観じた青年釈尊の自覚の物語は、後の出家への決意が何によるものであったか示唆するものである。
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