一般の凡人の心。この心に、無量無辺の勝れた性質を具えているので、この心を大乗という。 『海東別記』には
と述べている。一切諸法は心において存在するのである。『義記』には、如来蔵心が和合・不和合の二門を含むのは、衆生の位にあるからであり、もし佛地にあれば和合の義はなくなる。今は随染の衆生の位について説くと述べている。