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しょうじゃ

出典: フリー仏教百科事典『ウィキダルマ(WikiDharma)』

精舎

vihāra विहार (S)

 原語の漢訳語。出家修行者の住する寺院。僧院。釈迦在世中の祇園精舎竹林精舎などが有名。
中国の注釈では、精舎は立派なすぐれた建物の意ではなく、精練(十分によく自己の智徳を練り鍛える)する者の舎宅の意であるとする。中国で精舎の語は、世俗を離れた隠者が主催する学校・学舎の意味で用いられている。また道教でも、道士の住む道館、もしくは在俗信者のための施設の意味で用いられる。

 なお『管子』(かんし)(内業)には

定心中に在らば、耳目聡明、四肢堅固にして、以て精の舎と為すべし

とあって、精(気のもっともすぐれたもの)の宿る所の意で用いられている。

栴檀もて精舎を立て、園林を以て荘厳す   法華経(分別功徳品)

聖者

ārya (S)

 尊い人。宗教的にすぐれた人。〔『有部律破僧事』7、T24-136b〕

 世俗の求道者に対する呼びかけ。〔『華厳経』57、T9-765b〕


ārya-pudgala (S)

 倶舎の教学によると、苦法智忍を得た人。〔『倶舎論』23、T29-121b〕