仏がそのさとりの楽しみを自ら享受し用いる自利の面を自受用といい、他の衆生にその楽しみを享受させる利他の面を他受用(たじゅゆう)という。仏の受用身にこの2面があり、また三身(法身・報身・応身)の中では報身の有する自受用・他受用の2面ともする。