十劫安心などともいう。十劫の昔に阿弥陀仏が成仏した時、すでに衆生の往生も成就されており、これを忘れないのが信心であるとする理解。 真宗における異安心の一つ。
『御文章』1帖目第13通〔p.1102〕、3帖目第8通〔p.1148〕、2帖目第11通〔p.1126〕などに批判がある。