正統説とは異なった見解・解釈。ことに親鸞が開いた真宗の安心とは異なった異端説をいう。親鸞当時すでに一念多念の諍いがあったが、蓮如のころに至って最も多くこの異端が現われた。 十劫秘事・一益法門・施物だのみなどがそれで、その後、地獄秘事・御倉法門などの秘事が現われた。
事件としては宝暦13年(1763)に起こった三業惑乱が最も著名。