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じふ

出典: フリー仏教百科事典『ウィキダルマ(WikiDharma)』

士夫

puruṣa

 人。人間。男。とくに力強い男を意味する場合が多い。原語puruṣaは丈夫とも訳される。

pauruṣeya

 使用人。配下。

 菩薩は、或いは国王と作って、一の善巧にして機捷なる士夫を立てて、臣民の事業を常に伺察せしむ。

puruṣa

 サーンキヤ学派(数論)が説く、世界が開展する二つの根本原理であるprakṛti (自性)とpuruṣa(士夫)のなかの一つ。神我ともいう。

 問う、何に縁って外道は非因を因と謂うや。答う、悪友に親近して、自在・自性・士夫・時・方・空などが諸法を生ずると説<を聞くが故なり。
 因に於て無知とは、不如理の分別を起こして、或いは無因を計し、或いは自在・世性・士夫・中間などの不平等因を計す無知を謂う。