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じょうざぶぶっきょう

出典: フリー仏教百科事典『ウィキダルマ(WikiDharma)』

上座部仏教

テーラーヴァーダ(Thera-vāda)

 釈尊が入滅されてから百余年後に、大天(Mahādeva)という進歩派の比丘が、5ヶ条の教義を唱えた(大天五事)のに対し、保守派が反対し、教団は上座・大衆の2部に分裂した。この保守的な上座部から、仏滅3百年の初め頃に、説一切有部が分れて出、根本上座部は有部の勢力に追われて雪山(Himālaya)地方に移り、雪山部と名乗った。
 その後、有部から8部が分出し、上座部は本末合わせて11部となった。その中で有部は最も勢力が大きく、最もよく上座部の説を代表している。

 この流れが、東南アジアに伝わったもので、南方仏教とも呼ばれている。

thera m. [Sk.sthavira] 長老,上座,年長。 -taraより長老の,上臘。
Thera-gāthā f. 長老偈〔小部経の一〕
Theravāda m. 上座部,上座説。
Theravādin m. 上座師