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じんち

出典: フリー仏教百科事典『ウィキダルマ(WikiDharma)』

尽智,盡智

kṣaya-jñāna (S),khaye ñāṇam (P)

 煩悩のけがれを滅し尽くして得られた智慧
 すでに現在の苦しみを滅尽したと自覚する智。修行の結果、「私は四聖諦を体得し尽くした」と知る智慧をいう。四諦の理から生ずる智慧。
 また、四沙門果に至る道を成就した人の智。cf.十智
〔集異門論3、T26-376a〕〔異部宗輪論、T49-15c〕〔倶舎論24〕