kṣaya-jñāna (S),khaye ñāṇam (P)
煩悩のけがれを滅し尽くして得られた智慧。 すでに現在の苦しみを滅尽したと自覚する智。修行の結果、「私は四聖諦を体得し尽くした」と知る智慧をいう。四諦の理から生ずる智慧。 また、四沙門果に至る道を成就した人の智。cf.十智 〔集異門論3、T26-376a〕〔異部宗輪論、T49-15c〕〔倶舎論24〕