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ぜんぎょう

出典: フリー仏教百科事典『ウィキダルマ(WikiDharma)』

漸教

 段階的に高次の宗教的立場に導く教えの型という意。

  1. 長期間の修行により、だんだんにさとりを得る教法。
  2. 小乗などの浅い内容の教法から、漸次に深い大乗などの教えに説き進む法門。
 教相判釈の一つで頓教または頓円二教と対立して称せられる。人びとを漸次に誘導誘引していく教え。釈尊が人びとの機根に応じて潮次に導いていくために設けられた教え。『華厳経』(頓教)以外の経典をさす。

〔三論玄義 T45-5b〕〔五教章1 T45-480b〕