そうぎゃり
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僧伽梨
Saṃghāṭi संघाटि(P)
比丘三衣の1つ。新称、僧伽胝、僧伽致、僧伽鵄。
割裁して更にこれを合重するからこう云う。義淨は複衣と訳している。三衣の中で最も大きいので大衣と称し、條数が最も多きいので雑砕衣と称し、王宮や聚落に入って乞食や説法をするときに必ず着るので「入王宮聚落時衣」とも云う。
三品で異句があって、9條・11條・13條の二長一短を下品とし、15條・17條・19條の三長一短を中品とし、21條・23條・25條の四長一短を上品とする。
- 僧伽胝舊曰2僧伽梨1訛也。 〔西域記2〕
- 僧伽梨。此音訛也。應レ云2僧伽致1。或云2僧伽胝1。譯云レ合。或云レ重。謂割レ之合成。又重作也。此一衣必割裁シテ成。餘二衣或割不割。若法密部。説諸有部等ノ多クハ則不レ割。若聖辨部。大衆部等則割2裁之1。若不レ割者直安2帖角及以吊紐1而巳。 〔玄応音義14〕
- 僧伽胝。譯爲2複衣1也。 〔南海寄帰傳2〕