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そうぎゃり

出典: フリー仏教百科事典『ウィキダルマ(WikiDharma)』

僧伽梨

Saṃghāṭi संघाटि(P)

 比丘三衣の1つ。新称、僧伽胝、僧伽致、僧伽鵄。
 割裁して更にこれを合重するからこう云う。義淨は複衣と訳している。三衣の中で最も大きいので大衣と称し、條数が最も多きいので雑砕衣と称し、王宮や聚落に入って乞食や説法をするときに必ず着るので「入王宮聚落時衣」とも云う。
 三品で異句があって、9條・11條・13條の二長一短を下品とし、15條・17條・19條の三長一短を中品とし、21條・23條・25條の四長一短を上品とする。

僧伽胝舊曰2僧伽梨1訛也。  〔西域記2〕
僧伽梨。此音訛也。應2僧伽致1。或云2僧伽胝1。譯云合。或云重。謂割之合成。又重作也。此一衣必割裁シテ成。餘二衣或割不割。若法密部。説諸有部等クハ則不割。若聖辨部。大衆部等則割2裁之1。若不割者直安2帖角及以吊紐1而巳。  〔玄応音義14〕
僧伽胝。譯爲2複衣1也。  〔南海寄帰傳2〕