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たいだい

出典: フリー仏教百科事典『ウィキダルマ(WikiDharma)』

体大

 真如門の体は、不起門(無時間的)の体であるから、凡夫の状態と佛陀の状態とを一貫する真如である。これは絶対であるから体のみ。相・用を示さない。
 生滅門の体大は、無常なる変化流転の中における永遠なるものをいう。これは前者と異ならないから「一切法の真如」という。この真如は因位の凡夫にあるも、果位の佛陀にあるも異ならないから、「平等にして増減せず」という。しかしこの場合には「大」を顕わすのであるから、その力の全現する佛位(果位)を中心に見ることになる。佛位の真如も因位の凡夫の真如と増減がないという意味である。