一生涯、数多くの念仏を称え、臨終来迎をまって浄土往生が決定すると主張する説。一念義に対する。門下の隆寛らによって主張されたといわれ、隆寛の長楽寺流は法然門下の浄土五流の一つに数えられる。 ただし、隆寛は、一念多念に偏執してはならないことを説く『一念多念分別事』の著者と考えられている。 参考 一念多念