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のうじょうりゅう

出典: フリー仏教百科事典『ウィキダルマ(WikiDharma)』

のうりゅうから転送)

能成立

sādhana (S)

 自らの主張や命題の正しさを他者に論証する論理において、論証を成立せしめるもの。
 『瑜伽論』では、立宗・辨因・引喩・同類・異類・現量・比量・正教量の8種に、『集論』では立宗・立因・立喩・合・結・現量・比量・聖教量の8種に分類される。このなか最初の3つが論理(因明)を構成する3要素であり、まず主張を述べることが立宗、次にその理由を述べることが辨因(立因)、最後に譬喩を引用することが引喩(立喩)である。能成・能立ともいう。所成立の反対語。〔瑜伽師地論15、T30-356c〕〔大乗阿毘達磨集論7、T31-693b〕

anuṣṭhānatā (S)

 成立せしめること。実行すること。

 衆生を利する事を能成立せんが為に内に於て心を安住せしむ。