三種の仏のありよう(自性身・受用身・変化身)の一つ。変化して現れた身。元来は、人びとを救済するためにこの世に具体的に出生し、出家し、修行し、さとり、法を説き、そして涅槃に入った釈迦牟尼をいう。 その後に成立した仏の三身論のなかの変化身とは、凡夫と二乗(声聞と独覚)を救済する仏身、あるいは十地に入らない菩薩を救済する仏身をいう。