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ほうみょう

出典: フリー仏教百科事典『ウィキダルマ(WikiDharma)』

法名

 「法号」「法諱(ほうき)」ともいう。

 仏教徒になった者につける名前で、俗名に対する呼び名である。出家し受戒したあとに授けられるので「戒名」ともいう。真言宗では「金剛(こんごう)名」ともいう。
 浄土真宗では受戒しないので戒名とはいわず常に「法名」という。通常は、本願寺もしくは直属寺院で行われる帰敬式を受けて頂戴するものである。

帰敬式は、本願寺ではほぼ毎日行われており、受式冥加は1万円である。これ以上の法名冥加をとっている寺もあるようだが、注意が必要である。


 宗派によっては阿号・誉号・日号・釈号などの法号があり、また法名に院号・道号・位号などを付すことが多い。浄土真宗では、「釋●●」という3文字で、かならず姓の部分は「釋」の姓を付けて、釈尊の門に入ったことを表している。

 法名は生前に受けるものだが、受けないうちに死亡した者には葬儀のおり授けられ、仏弟子の資格とみなされる。生前授与された法名は「逆修(ぎゃくしゅ)法名」とよばれる。また死後に追善供養として遺族などの希望で故人に与えられる法名または院号などを「追号(ついごう)」という。