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りしゅきょう

出典: フリー仏教百科事典『ウィキダルマ(WikiDharma)』

理趣経

具名:大楽金剛不空真実三摩耶経。般若理趣経ともいう。1巻。不空訳。

 般若経理趣分にあたる。理趣とは「道理趣旨」ということである。智法身(理法身の対。始覚の智をきわめて清浄本覚の理にかなうようになり、身心一如の智のあらわれていること)の大日如来が、金剛薩埵(ヴァジュラサットヴァ、Vajrasattva)のために、般若の理趣が清浄であることを説かれたもので、17章より成る。密教の極意を示すものとして、真言宗では常にこの経を読誦する。


  • 大正大蔵経 [1]