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じょうぎょうざんまい

出典: フリー仏教百科事典『ウィキダルマ(WikiDharma)』

常行三昧

 天台大師智顗が説いた四種三昧の一つで、阿弥陀仏を説く現存最古の文献『般舟三昧経』に基づく修行方法を止観によって組織づけた行法のこと。
 90日を一期として、阿弥陀仏像のまわりを歩き回りながら口に念仏を唱え、心に弥陀仏を念ずるもので、昼夜続けるので常行の称があり、この三昧が成就(じょうじゅ)すると諸仏をまのあたり観ずることができるので「仏立三昧(ぶつりゅうざんまい)」ともいう。

 比叡山では法華三昧堂と共に常行三昧堂が建てられ、円仁五台山念仏を伝えた行儀と融合して浄土信仰が普及した。