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出典: フリー仏教百科事典『ウィキダルマ(WikiDharma)』

(性相)
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<big>bhāva-lakṣaṇa</big> (S)、倶舎・唯識以外では「[[しょうそう]]」とも読む。
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 性とは法の自体であり、内に在って改易しないものである。相とは相貌であり、外に現れて分別するものである。有為と無為が相対するから無為法は性であり有為法は相である。これによって有為、無為共に性相があり、自体を性と云い、識られるところを相と云う。
 
 性とは法の自体であり、内に在って改易しないものである。相とは相貌であり、外に現れて分別するものである。有為と無為が相対するから無為法は性であり有為法は相である。これによって有為、無為共に性相があり、自体を性と云い、識られるところを相と云う。
  

2020年7月8日 (水) 12:04時点における最新版

性相

bhāva-lakṣaṇa (S)、倶舎・唯識以外では「しょうそう」とも読む。

 性とは法の自体であり、内に在って改易しないものである。相とは相貌であり、外に現れて分別するものである。有為と無為が相対するから無為法は性であり有為法は相である。これによって有為、無為共に性相があり、自体を性と云い、識られるところを相と云う。

 性言2其体1。相言識。    〔智度論32〕
 如是相。如是性    〔法華無方便品〕
 汝今当2諸行性相1。    〔涅槃経2〕