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『[[ぶっしょぎょうさん|仏所行讃]]』で、[[じゅうにいんねん|十二因縁]]の「[[う|有]]」を、[[どんむしん|曇無讖]]は「'''有業'''」と訳している。おそらくは「生きている行為」という意味で、有業と訳したのであろう。<br> | 『[[ぶっしょぎょうさん|仏所行讃]]』で、[[じゅうにいんねん|十二因縁]]の「[[う|有]]」を、[[どんむしん|曇無讖]]は「'''有業'''」と訳している。おそらくは「生きている行為」という意味で、有業と訳したのであろう。<br> |
2024年3月18日 (月) 10:43時点における最新版
有業
bhava भव (S)
『仏所行讃』で、十二因縁の「有」を、曇無讖は「有業」と訳している。おそらくは「生きている行為」という意味で、有業と訳したのであろう。
「有」を「有業」と曇無讖が訳したのは、おそらく生存は行為を伴うからであり、行為がないということは生存ではないと看破したからであろう。
- 「生は何を因となすか」を観じ、諸の有業に従うを見る。天眼にて有業を観るに、自在天より生ずるに非ず。自性よりに非ず、我に非ず、亦復無因に非ず。竹の初節を破れば、余節は則ち難無きが如し。既に生死の因を見て、漸次に真実を見る。〔仏所行讃4、T04.0027c〕