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+ | [[びゃくしぶつ|辟支仏]]と音写し、新訳では[[どっかく|独覚]]という。<br> | ||
+ | [[じゅうにいんねん|十二因縁]]を[[かんざつ|観察]]して迷いを断ち,理法をさとる([[だんわくしょうり|断惑証理]])から'''縁覚'''とい | ||
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+ | また、飛花落葉などの天地自然の変化という外縁によって悟るから'''縁覚'''という。<br> | ||
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+ | 天台の教義では前者を縁覚と呼んで仏の世でのこととし後者が独覚で無仏の世でのこととする。 |
2024年4月8日 (月) 11:52時点における最新版
縁覚
pratyeka-buddha प्रत्येक बुद्ध(S), pacceka-buddha पच्चेक बुद्ध(P)
辟支仏と音写し、新訳では独覚という。
十二因縁を観察して迷いを断ち,理法をさとる(断惑証理)から縁覚とい
う。
また、飛花落葉などの天地自然の変化という外縁によって悟るから縁覚という。
また、いずれにしても師なくしてさとるから独覚という。
天台の教義では前者を縁覚と呼んで仏の世でのこととし後者が独覚で無仏の世でのこととする。