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出典: フリー仏教百科事典『ウィキダルマ(WikiDharma)』

 
(比丘尼)
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bhikSuNii भिक्षुणी (skt.)
 
bhikSuNii भिक्षुणी (skt.)
  
原義は「[[こつじき|乞食]]する女」の意味である。「[[びく|比丘]]」すなわち男子の出家修行者に対して、女性の出家修行者をいう。
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 原義は「[[こつじき|乞食]]する女」の意味である。「[[びく|比丘]]」すなわち男子の出家修行者に対して、女性の出家修行者をいう。<br>
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 ただし、女性の場合は、受戒前に2年間の修業期間を設けて、妊娠していないことを確認する。これを[[しきしゃまな|式叉摩那]]という。
  
伝承では、最初に比丘尼になったのは釈尊の養母の摩訶波闍波提(まかはじやはだい)(Mahaaprajaapatii)で、釈尊ははじめ女性の出家を許さなかったが、養母の熱意と[[あなん|阿難陀]]のとりなしによって、比丘をうやまい、罵謗(ばぼう)したりしないなど八つの事項(八敬法(はちきようほう))を守ることを条件に、女性の出家を認めたという。
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 伝承では、最初に比丘尼になったのは[[しゃくそん|釈尊]]の養母の摩訶波闍波提(まかはじゃはだい)(mahaaprajaapatii)で、釈尊ははじめ女性の出家を許さなかったが、養母の熱意と[[あなん|阿難陀]]のとりなしによって、比丘をうやまい、罵謗(ばぼう)したりしないなど八つの事項(八敬法(はちきょうほう))を守ることを条件に、女性の出家を認めたという。

2010年10月11日 (月) 05:37時点における版

比丘尼

bhikSuNii भिक्षुणी (skt.)

 原義は「乞食する女」の意味である。「比丘」すなわち男子の出家修行者に対して、女性の出家修行者をいう。
 ただし、女性の場合は、受戒前に2年間の修業期間を設けて、妊娠していないことを確認する。これを式叉摩那という。

 伝承では、最初に比丘尼になったのは釈尊の養母の摩訶波闍波提(まかはじゃはだい)(mahaaprajaapatii)で、釈尊ははじめ女性の出家を許さなかったが、養母の熱意と阿難陀のとりなしによって、比丘をうやまい、罵謗(ばぼう)したりしないなど八つの事項(八敬法(はちきょうほう))を守ることを条件に、女性の出家を認めたという。