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『[[むりょうじゅきょう|無量寿経]]』巻上には、過去久遠劫に錠光如来が世に出て、これより53仏が出現し、最後の世自在王如来のとき修行して成道したのが阿弥陀如来である、と説かれている。<br> | 『[[むりょうじゅきょう|無量寿経]]』巻上には、過去久遠劫に錠光如来が世に出て、これより53仏が出現し、最後の世自在王如来のとき修行して成道したのが阿弥陀如来である、と説かれている。<br> | ||
『[[ほけきょう|法華経]]』序品に、燃灯仏は昔の日月灯明仏に8子あった中の一人であったと説いている。 | 『[[ほけきょう|法華経]]』序品に、燃灯仏は昔の日月灯明仏に8子あった中の一人であったと説いている。 |
2013年1月31日 (木) 18:53時点における版
燃燈佛
diipaMkara (skt.)の訳。錠光如来、定光如来とも訳し、提和竭羅(ていわかつら)、提洹竭(ていおんかつ)と音写する。
- 是の時、燃燈仏は便ち其の記を授け、汝当に来世に仏と作(な)りて、釈迦牟尼と名づくべし 〔大智度論 T25-87a〕
『無量寿経』巻上には、過去久遠劫に錠光如来が世に出て、これより53仏が出現し、最後の世自在王如来のとき修行して成道したのが阿弥陀如来である、と説かれている。
『法華経』序品に、燃灯仏は昔の日月灯明仏に8子あった中の一人であったと説いている。