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出典: フリー仏教百科事典『ウィキダルマ(WikiDharma)』

(世尊)
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lokanaatha 路迦那他、bhagavat 婆迦婆
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lokanātha 路迦那他、bhagavat 婆迦婆
  
 
 仏の尊号の一つである。cf.[[じゅうごう|十号]]<br>
 
 仏の尊号の一つである。cf.[[じゅうごう|十号]]<br>

2017年2月9日 (木) 16:59時点における版

世尊

lokanātha 路迦那他、bhagavat 婆迦婆

 仏の尊号の一つである。cf.十号
 仏はすべての徳を具足しているから、この世で尊重されるから、このように呼ばれる。また、世の中で独り尊いからである、とも言う。

 阿含経成実論では、このために仏号中の第十番目として、それまでの9つの意味を具足しているから世尊というのだとしている。涅槃経および大智度論では、「世尊」を十号の外に置く。

世尊初生

公案の一つ。

世尊 初めて生下し、一手は天を指さし、一手は地を指さして七歩周行、四方を観視して曰く、天上天下唯我独尊。雲門拈して云わく、我れ当時もし見ば一捧に打殺して狗子に与へて喫却せしめん、貴らくは天下太平ならんことを要す。     〔会元十五雲門章〕