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小乗仏教では、[[ねはん|涅槃]]とは[[ぼんのう|煩悩]]を滅し尽くした状態であるとし、これを有余(依)涅槃と無余(依)涅槃の二つの涅槃に分ける。<br> | 小乗仏教では、[[ねはん|涅槃]]とは[[ぼんのう|煩悩]]を滅し尽くした状態であるとし、これを有余(依)涅槃と無余(依)涅槃の二つの涅槃に分ける。<br> | ||
有余涅槃は、煩悩は断じたが肉体はなお残存する場合、無余涅槃は、煩悩も肉身もともに完全に減した状態をいう。 | 有余涅槃は、煩悩は断じたが肉体はなお残存する場合、無余涅槃は、煩悩も肉身もともに完全に減した状態をいう。 |
2017年5月9日 (火) 04:18時点における版
無余涅槃
nirpadhiśeṣaṃ nirvāṇaṃ (S)、anupādhisesa-nibbāna (P)
小乗仏教では、涅槃とは煩悩を滅し尽くした状態であるとし、これを有余(依)涅槃と無余(依)涅槃の二つの涅槃に分ける。
有余涅槃は、煩悩は断じたが肉体はなお残存する場合、無余涅槃は、煩悩も肉身もともに完全に減した状態をいう。