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出典: フリー仏教百科事典『ウィキダルマ(WikiDharma)』

(阿那含)
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[[サンスクリット]]の anaagaamin अनागामिन् の音写。[[ふげん|不還]]と訳される。
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[[サンスクリット]]の <big>anāgāmin</big> <big>अनागामिन्</big> の音写。[[ふげん|不還]]と訳される。
  
元来は「かえって来ない」という意味。[[あごんきょう|阿含経]]で修行の段階を、特定の結果に向いつつある段階(=向)とその結果を得た段階(=果)とに分け、すべてを16段階([[しこうしか|四向四果]])に数えるが、阿那含果もしくは不還果を得ると、再び[[よっかい|欲界]](欲望の世界)に戻ることがないとされる。
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 元来は「かえって来ない」という意味。[[あごんきょう|阿含経]]で修行の段階を、特定の結果に向いつつある段階(=向)とその結果を得た段階(=果)とに分け、すべてを16段階([[しこうしか|四向四果]])に数えるが、阿那含果もしくは不還果を得ると、再び[[よっかい|欲界]](欲望の世界)に戻ることがないとされる。

2017年5月9日 (火) 05:38時点における版

阿那含

サンスクリットanāgāmin अनागामिन् の音写。不還と訳される。

 元来は「かえって来ない」という意味。阿含経で修行の段階を、特定の結果に向いつつある段階(=向)とその結果を得た段階(=果)とに分け、すべてを16段階(四向四果)に数えるが、阿那含果もしくは不還果を得ると、再び欲界(欲望の世界)に戻ることがないとされる。