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〈唯識〉は、有根身は、[[あらやしき|阿頼耶識]]から作り出され、阿頼耶識が認識しつづけている対象([[しょえん|所縁]])の一つであると説く。 | 〈唯識〉は、有根身は、[[あらやしき|阿頼耶識]]から作り出され、阿頼耶識が認識しつづけている対象([[しょえん|所縁]])の一つであると説く。 | ||
: 有根身者、謂、諸色根及根依処。〔『成唯識論』2、T31-10a〕 | : 有根身者、謂、諸色根及根依処。〔『成唯識論』2、T31-10a〕 | ||
: 身者総名。身中有根、名有根身。〔『成唯識論述記』3本、T43-324a〕 | : 身者総名。身中有根、名有根身。〔『成唯識論述記』3本、T43-324a〕 |
2018年9月21日 (金) 14:58時点における最新版
有根身
sa-indriya-kāya (S)
感覚器官(根)を有する身体。色根(真の感覚器官である正根)と根依処(原子・分子・細胞などから構成される器官)から成り立つ。
〈唯識〉は、有根身は、阿頼耶識から作り出され、阿頼耶識が認識しつづけている対象(所縁)の一つであると説く。
- 有根身者、謂、諸色根及根依処。〔『成唯識論』2、T31-10a〕
- 身者総名。身中有根、名有根身。〔『成唯識論述記』3本、T43-324a〕