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出典: フリー仏教百科事典『ウィキダルマ(WikiDharma)』

(優婆提舎)
 
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(skt.) upadeza उपदेश。「論議」と漢訳。
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<big>upadeśa उपदेश</big> (S)「論議」と漢訳。
  
教説、問答あるいは論説を意味する。[[じゅうにぶきょう|十二部経]]の一として、仏陀あるいは弟子たちが教えについて論議し、問答によって理を明らかにしたもの。<br>
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 教説、問答あるいは論説を意味する。[[じゅうにぶきょう|十二部経]]の一として、仏陀あるいは弟子たちが教えについて論議し、問答によって理を明らかにしたもの。<br>
また、経の内容を哲学的に論究した論書。たとえば[[せしん|世親]]の[[じょうどろん|浄土論]]は『無量寿経優婆提舎(むりょうじゅきょううばだいしゃ)』と呼ばれ、無量寿経の内容を註解している。また、経の註釈書の標題としても用いられる。
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 また、経の内容を哲学的に論究した論書。たとえば[[せしん|世親]]の[[じょうどろん|浄土論]]は『無量寿経優婆提舎(むりょうじゅきょううばだいしゃ)』と呼ばれ、無量寿経の内容を註解している。また、経の註釈書の標題としても用いられる。

2018年11月9日 (金) 19:45時点における最新版

優婆提舎

upadeśa उपदेश (S)「論議」と漢訳。

 教説、問答あるいは論説を意味する。十二部経の一として、仏陀あるいは弟子たちが教えについて論議し、問答によって理を明らかにしたもの。
 また、経の内容を哲学的に論究した論書。たとえば世親浄土論は『無量寿経優婆提舎(むりょうじゅきょううばだいしゃ)』と呼ばれ、無量寿経の内容を註解している。また、経の註釈書の標題としても用いられる。