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出典: フリー仏教百科事典『ウィキダルマ(WikiDharma)』

 
 
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'''住職'''(じゅうしょく)は、本来「住持職」と呼ぶ職名を略したものであり、一寺を管掌する僧を指す。<br>
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=住職=
元々は、「寺主」とか「維那」(いな)などと呼んでいたが、宋代に「住持」という呼び名が[[禅宗]]で使われ、これが一般的になり「住持」と呼んでいたが、職名として「住持職」となったようである。
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 本来「住持職」と呼ぶ職名を略したものであり、一寺を管掌する僧を指す。<br>
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 元々は、「寺主」とか「維那」(いな)などと呼んでいたが、宋代に「住持」という呼び名が[[ぜんしゅう|禅宗]]で使われ、これが一般的になり「住持」と呼んでいたが、職名として「住持職」となったようである。
  
「住職」には、各宗派で資格規定が設けられている。<br>
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 「住職」には、各宗派で資格規定が設けられている。<br>
一般的に誰でも住職となれると考えられているようだが、まだ女性住職を認めていない宗派があったり、逆に住職資格がない僧しかいない寺があり無住となっている場合がある。
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 一般的に誰でも住職となれると考えられているようだが、まだ女性住職を認めていない宗派があったり、逆に住職資格がない僧しかいない寺があり無住となっている場合がある。

2008年1月14日 (月) 20:00時点における最新版

住職

 本来「住持職」と呼ぶ職名を略したものであり、一寺を管掌する僧を指す。
 元々は、「寺主」とか「維那」(いな)などと呼んでいたが、宋代に「住持」という呼び名が禅宗で使われ、これが一般的になり「住持」と呼んでいたが、職名として「住持職」となったようである。

 「住職」には、各宗派で資格規定が設けられている。
 一般的に誰でも住職となれると考えられているようだが、まだ女性住職を認めていない宗派があったり、逆に住職資格がない僧しかいない寺があり無住となっている場合がある。