「にゅうりょうがきょう」の版間の差分

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-laGkaavataarasuutra　略して『[[りょうがきょう|楞伽経]]』とも呼ぶ
-　[[だいじょうきょうてん|大乗経典]]の一つ。仏がランカー島(スリランカ)に降下して説いた経ということで、この題名となった。
-　[[ゆいしん|唯心]]の理に立って、一切が[[くう|空]]、不生(ふしょう)で幻の如しと説き、また[[ゆいしき|唯識]]の教理体系を採り入れて、[[さんしょう|三性]]説や[[はっしき|八識]]説などを説く。とくに識の根元としての[[あらやしき|阿頼耶識]]を、衆生のもつ成仏の能力をあらわす[[にょらいぞう|如来蔵]]と同一視した点に特色がある。如来蔵と阿頼耶識の統合をはかったもので、成立は５世紀ごろと考えられる。<br>
-　漢訳は３種あり、最も影響力の強かったのは宋訳の４巻本、[[だつま|達磨]]が伝持したという話が有名である。
-　経中の〈[[いちじふせつ|一字不説]]〉の語が禅宗の「[[きょうげべつでん|教外別伝]]・[[ふりゅうもんじ|不立文字]]」の典拠となった。また〈[[だいひせんだい|大悲闡提]]〉の説が有名である。