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出典: フリー仏教百科事典『ウィキダルマ(WikiDharma)』
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等者相似<sup>ノ</sup>義、流者出<sup>ノ</sup>義。従<sub>2</sub>彼所<sub>1レ</sub>出、与<sub>レ</sub>彼相似故、名<sub>2</sub>等流<sub>1</sub>。〔成唯識論述記9末、T43-556a〕 | 等者相似<sup>ノ</sup>義、流者出<sup>ノ</sup>義。従<sub>2</sub>彼所<sub>1レ</sub>出、与<sub>レ</sub>彼相似故、名<sub>2</sub>等流<sub>1</sub>。〔成唯識論述記9末、T43-556a〕 |
2017年5月25日 (木) 15:51時点における最新版
等流
niṣyanda: niṣyandika (S)
流れでたもの。詳しくは等同流類といい、因と等しく同じ種類のものとして生じたものをいう。
顛倒の等流とは邪見と辺執見の一分と患と慢と及び疑とを謂う
最清浄の法界より流れたところの経などの教法を最清浄法界等流と名づく
等者相似ノ義、流者出ノ義。従2彼所1レ出、与レ彼相似故、名2等流1。〔成唯識論述記9末、T43-556a〕