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出典: フリー仏教百科事典『ウィキダルマ(WikiDharma)』

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 [[じごく|地獄]]・[[がき|餓鬼]]・[[ちくしょう|畜生]]の3つの悪い生存のありよう。悪業・不善業の結果としておもむくところ。[[さんぜんしゅ|三善趣]]の対。
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 衆生が悪業の因を以って趣くべき所。
  
  諸の不善業によって三悪趣に堕して不愛の[[いじゅく|異熟]]を得る。
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  趣は謂く往く所。    〔倶舎論世間品 T29-42b〕
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諸の不善業によって'''三悪趣'''に堕して不愛の[[いじゅく|異熟]]を得る。
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 「[[あくしゅ|悪趣]]」の時には「あくしゅ」と読む。また、[[しゅら|修羅]]を加えて[[しあくしゅ|四悪趣]]とする。

2020年7月7日 (火) 05:07時点における最新版

三悪趣

trividhā durgatiḥ (S)

 地獄餓鬼畜生の3つの悪い生存のありよう。悪業・不善業の結果としておもむくところ。三善趣の対。
 衆生が悪業の因を以って趣くべき所。

趣は謂く往く所。    〔倶舎論世間品 T29-42b〕
諸の不善業によって三悪趣に堕して不愛の異熟を得る。

 「悪趣」の時には「あくしゅ」と読む。また、修羅を加えて四悪趣とする。