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出典: フリー仏教百科事典『ウィキダルマ(WikiDharma)』

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(三転法輪)
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1、'''示転''' 此は是れ苦なり、此は是れ集なり、此は是れ滅なり、此は是れ道なりと四諦の四相を示す。<br>
 
1、'''示転''' 此は是れ苦なり、此は是れ集なり、此は是れ滅なり、此は是れ道なりと四諦の四相を示す。<br>
 
2、'''勧転'''、苦は常に知るべし、集は常に断ずべし、滅は当に証すべし、道は当に修すべしと、諦の修行を勧めること。<br>
 
2、'''勧転'''、苦は常に知るべし、集は常に断ずべし、滅は当に証すべし、道は当に修すべしと、諦の修行を勧めること。<br>
 
3、'''証転'''、苦は我れ已に知り、集は我れ已に断ぜり、滅は我れ已に証せり、道は我れ已に修せりと、佛自ら已を挙げて証となすこと。<br>
 
3、'''証転'''、苦は我れ已に知り、集は我れ已に断ぜり、滅は我れ已に証せり、道は我れ已に修せりと、佛自ら已を挙げて証となすこと。<br>
 この三転において上根なるは第一の示転を以て、中根なるは第二の勧転を以て、下根なるは第三の証転を以て、それぞれ悟道する。又、此三転を次第の如く見道修道無学道の3に配することがある。
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 この三転において上根なるは第一の示転を以て、中根なるは第二の勧転を以て、下根なるは第三の証転を以て、それぞれ悟道する。
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 又、此三転を次第の如く見道修道無学道の3に配することがある。

2023年9月23日 (土) 09:32時点における版

三転法輪

 釈尊が鹿野苑に於て声聞衆の人にたいして苦集滅道の四諦を説くのに、示勧証の三転で説明した。

1、示転 此は是れ苦なり、此は是れ集なり、此は是れ滅なり、此は是れ道なりと四諦の四相を示す。
2、勧転、苦は常に知るべし、集は常に断ずべし、滅は当に証すべし、道は当に修すべしと、諦の修行を勧めること。
3、証転、苦は我れ已に知り、集は我れ已に断ぜり、滅は我れ已に証せり、道は我れ已に修せりと、佛自ら已を挙げて証となすこと。
 この三転において上根なるは第一の示転を以て、中根なるは第二の勧転を以て、下根なるは第三の証転を以て、それぞれ悟道する。

 又、此三転を次第の如く見道修道無学道の3に配することがある。