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出典: フリー仏教百科事典『ウィキダルマ(WikiDharma)』
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2025年5月7日 (水) 09:38時点における最新版
決択
viniścaya (S)
明確に決定的に解釈し定義すること。この意味での決択として諦決択・法決択・得決択・論議決択の4種が説かれる〔『集論』3、T31・674a〕
vinirṇaya (S)
疑問などを解決すること。
- 論義し決択す。
総じて智慧の働き一般をいう。
- 生得慧と聞・思・修の三慧とは皆な決択を性とす。
nirvedha (S)
決とは決断、択とは簡択。疑いを決断し真理を分別すること。真理(四諦)を見る無漏智(汚れのない智慧)の働きをいう。
決、謂、決断。択、謂、簡択。決断簡択、謂、諸聖道。以諸聖道、能断疑故、及能分別四諦相故。〔倶舎論23、T29-120a〕