「あんりゅう」の版間の差分
出典: フリー仏教百科事典『ウィキダルマ(WikiDharma)』
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「安」は置く、定めるという意味。たとえば、[[しんにょ|真如]]・[[しんり|真理]]は[[ごんせつ|言説]]を超えたものであるが、それを仮に言語文字によって説き示すのを「安立諦」という。 | 「安」は置く、定めるという意味。たとえば、[[しんにょ|真如]]・[[しんり|真理]]は[[ごんせつ|言説]]を超えたものであるが、それを仮に言語文字によって説き示すのを「安立諦」という。 | ||
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また「安」は安定・安らかの意で、何事かをしっかりと打ち立てる、しっかりと成り立たせること。 | また「安」は安定・安らかの意で、何事かをしっかりと打ち立てる、しっかりと成り立たせること。 | ||
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2006年5月18日 (木) 13:21時点における版
安立
「施設」と同義。
何事かを設定・仮設(仮説)すること。 「安」は置く、定めるという意味。たとえば、真如・真理は言説を超えたものであるが、それを仮に言語文字によって説き示すのを「安立諦」という。
また「安」は安定・安らかの意で、何事かをしっかりと打ち立てる、しっかりと成り立たせること。
- 無数の衆生を教化安立す 〔無量寿経 上〕