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− | + | 日本の場合には、修行が未熟で、正規の[[とくど|得度]]を経ていない出家者を「私度の沙弥」という。さらに、僧形(そうぎょう)はしているが、妻子を養ったり、生業についているものを「在家の沙弥」という。平安時代以降になると、これらの沙弥は「聖(ひじり)」「俗聖(ぞくひじり)」などと呼ばれ、半僧半俗の出家者が多く認められた。<br> | |
− | + | その活動などについては[[しどそう|私度僧]]を参照。 | |
− | + | なお、女性の見習僧は'''沙弥尼'''(しゃみに、śrāṇerī)と呼び、「勤策女」(ごんさくにょ)と呼ばれたりする。 |
2020年1月8日 (水) 16:05時点における最新版
沙弥
śrāmaṇera (S)
見習僧のこと。7歳以上20歳未満の出家者で、僧に随って雑用をしながら正式の僧を目指している者。
日本の場合には、修行が未熟で、正規の得度を経ていない出家者を「私度の沙弥」という。さらに、僧形(そうぎょう)はしているが、妻子を養ったり、生業についているものを「在家の沙弥」という。平安時代以降になると、これらの沙弥は「聖(ひじり)」「俗聖(ぞくひじり)」などと呼ばれ、半僧半俗の出家者が多く認められた。
その活動などについては私度僧を参照。
なお、女性の見習僧は沙弥尼(しゃみに、śrāṇerī)と呼び、「勤策女」(ごんさくにょ)と呼ばれたりする。